INTERVIEW 04
K.I.
購買部門 部長(新宿本社)/
1988年中途入社
INTERVIEW 04
1988年4月~
入社後、約22年間にわたり大阪・高崎・京都・名古屋の各拠点で営業に従事。
その過程で、副所長・営業所長として拠点マネジメントも担う。
2010年4月~
購買部門へ異動し、次長を経て現在は部長として部門を牽引。
私のキャリアは、大阪営業所への入社から始まりました。ルートセールスとして全国の飲食店を駆け回る日々で、自分が提案した食材がメニューに採用され、「次のメニュー会議にも参加してほしい」と声をかけてもらえる。「食を通じてお客様に貢献できる」という実感が、私の仕事の原点になりました。
その後、京都では副所長、名古屋では所長として営業所のマネジメントを担当しました。「自分が動く」から「チームが動く」へ。食材の試食会を開いたり、配送車に同乗して一緒に営業したりしながら、組織に一体感をつくっていきました。まずはやってみせ、やらせてみて、改善を行う。トライ&エラーの積み重ねが、広い視野を持って物事を見る目を養ってくれたと感じています。
そして2010年、購買部へ異動になりました。売る立場から買う立場へ。川上(仕入れ)と川下(営業)の両方を経験できたことは、私の会社人生で最も大きな財産だと思っています。お客様のニーズも、生産者の事情も、両方わかるからこそ見える景色がある。その視点が、購買部長としての仕事の軸になっています。
購買部長として、これまで訪れた国は15カ国になります。現地の生産者や加工場を直接訪れ、商品の品質・衛生管理・コンセプトを自分の目で確かめます。現地で得た一次情報は、カタログやスペックでは伝わらない説得力があります。その情報を営業部門に橋渡しすることで、お客様への提案の質が上がり、最終的には信頼へとつながっていきます。
出張に行くのは現場に行くためではありません。価値を持ち帰り、社内外に伝播させるための手段だと考えています。
英語が全く話せない状態で初めて海外出張に赴いたのは40代のころでした。翻訳アプリすら普及していなかった時代、それでも会社は毎回温かく送り出してくれましたね。今では単身で各国を飛び回り、コミュニケーションをとれるようになりました。失敗を恐れず経験を積ませてくれた会社には本当に感謝しています。
海老正は2026年で創業75周年を迎えました。長年にわたって築いてきた産地・加工場との信頼関係、非公開の仕入れルート、緊急時にも融通が効くネットワーク。相場変動、不漁、為替変動といった荒波をくぐり抜けてきた「供給安定力」は、年数ではなく、積み重ねた再現性だと自負しています。
自社配送トラック約300台を保有する物流力も他社にはない強みです。さらに、飲食店という「調理現場」の生の声を国内外の生産者に届けられる調達ネットワークは、「生産者・当社・エンドユーザーの三方よし」を実現しています。「実際の調理現場のフィードバックを聞ける貴重な取引先だ」と、生産者からも高い評価をいただいています。
購買部では「食に興味を持つこと」を何より大切にしています。デスクに座っているだけではなく、外に出て、見て・聞いて・食べてみる。そのこだわりが、商品を見極める目利き力につながります。「自分の物差しで人を判断しない」を信条に、メンバーそれぞれの個性とスキルを尊重しながら、自ら考え行動できるチームを育てています。
「食べることが好き」——その気持ちは大歓迎です。しかし私たちの仕事はそれだけでは終わりません。産地・生産者・加工工場と向き合い、品質・価格・供給のすべてに責任を持ちながら、その価値を日本中の飲食店へと届ける。それが、購買担当という仕事です。
まだ知られていない価値ある食材を見つけ、品質と安全性を見極め、安定して供給できる仕組みを築く。そして、その価値を営業と共にお客様へ届ける。「好き」を「価値」に変えられる人が活躍できるフィールドです。
自ら動き、考え、失敗を恐れずチャレンジを続けられる人。食のフィールドで本気で勝負したい方の挑戦を、お待ちしています。
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